45歳を超えたエンジニアが医療系スタートアップ Ubie に転職してみた
自己紹介
このブログをずっと読んでくださっている奇特な方なら御存知だと思いますが、Rubyが好きな普通のプログラマです。
2年ぶりくらいにブログを更新しようとして、更新の仕方を忘れてしまったので目から鱗が落ちる思いでした。
今、ふと不安に襲われてこの文章を継ぎ足しているのですが、ことわざをわざと間違った使い方をしておもしろがっているだけなので、本気で間違っていると思われたら困るなあと思いました(本当は困らないけど)。
転職した理由
35歳を超えたエンジニアの5つの働き方という記事を10年以上前に書いたことがあります。
はてなブックマークのホットエントリーで1位になって社内勉強会でみんなに自慢したりしました。
記事の中で以下のような偉そうなことを書いています。
人生の3分の1は仕事に使います。その仕事は、死ぬときに振り返って「ああ、あれをやってきてよかったな」と思えるものでしょうか。「あんなことをやらなければよかった」と思うようなことではないでしょうか。
上の記事を書いた後も、2022年の5月までずっと同じサービスを作り続けていました。14年間もひとつのサービスに携わってきました。
マネージメントはほぼせずに、ほとんどの期間はコードを書いていました。
14年間やってきた仕事は、死ぬときに振り返っても後悔はしないはずです(現時点で全然していない)。
多くの人に影響を及ぼす仕事ができたし、ひとつの分野でちょっとだけど人類に貢献できたとも思っています。
なので、そのままその仕事をずっとやり続けてもよかったはずです。
後悔はしないのですが、もうその分野での人類への貢献はやりきった感も自分の中でありました。
死ぬまでに仕事をする時間はまだあるので、別の分野で人類に貢献したいとも考えていました。
これが転職した理由です。
どんな分野で人類に貢献しようかなーと考えて、いろいろな企業さんのお話を聞いたりもしました。
そんな中、辿り着いたのが医療系スタートアップのUbieです。
テクノロジーで人々を適切な医療に案内する
Ubieは、「テクノロジーで人々を適切な医療に案内する」というミッションを掲げています。
なんとなく体調が悪いんだけど、どこの病院に行けばいいのかわからない。
診療科が間違っていたらどうしよう。ネットにはたくさんの情報があるけど何が正しいのかもよくわからない、と悩んでいる方は多いと思います。
そういう人々をテクノロジーの力で適切な医療へ案内して、早期に治療を受けられるようにする。
早期に適切な医療をすべての人々が受けられるようにして、助かるはずだった人がちゃんと助かる世界を作る。
そんな世界を自分の手で作れれば最高だな、と思ったのがUbieを選んだ最大の理由です。
ぼくの母親は58歳で死んだのですが、ちゃんと病院に行っていれば死なずに済んでいました。
そういう人の数をゼロにするなんて素晴らしいじゃないですか。
45歳を超えて転職すること
ぼくは結婚しているし子供もいるので家族に対する責任感は、同世代のみなさんと同様に持っています(そうなの?)。
前職の会社はコロナ禍でも比較的安定して利益を出しているし、自分自身も生活という面で将来的な不安はほぼもっていませんでした。
そういう中でベンチャー企業という、将来がどうなるのかの保証がないところへどうして転職したのでしょう。
ひとつは、将来は結局、自分の選択と行動で決められるということです。
人生というのは選択肢が無限にあるゲームのようなもので、みなさんが思っている以上に本当にいろいろなことができるのです。
明日、急に会社をやめて世界一周の旅に出かけたっていいわけです。ほとんどの人はやらないわけですが、選択肢としては存在していますよね?
人生は自分が主人公になっている物語で、その物語の読者も自分自身なので、わくわくするストーリー展開を読者としては期待したいところです。
これはベンチャーがわくわくするとか、安泰な企業がそうではないとかいう話ではなくて(そんなことはない)、場所とか所属は関係なくわくわくできるんだけど、わくわくする展開にできるかどうかは自分の選択と行動によるものが大きいということです。
どこにいたって同じなら、後は自分の心に素直に聞いてみればいいでしょう。心の中のリトル本田が「Ubieだ」と答えたらUbieを選択するべきです。
人生は一度しかないし、死んだらそこで物語は終わります。
どうせ死ぬならわくわくして生きたいし、人々に貢献するようなことをして生きたい。
ぼくが親と同じ年齢で死ぬとしたら、人生はあと11年しかないのです。そう考えるとやりたいことがあるなら今すぐやるしかないですよね。
Ubieに入ってみて
Ubieに入社してもうすぐ2ヶ月ですが、非常に濃い内容の毎日です。毎日わくわくしています。
同僚の人たちはみんな優秀で様々な分野で最強な人たちが集まっています。こんなにすごい人たちが一カ所に集まっていること自体が奇跡みたいです。
もうなんだってできてしまいそう。あとはやるだけです。
Ubieには評価がなかったりホラクラシーという組織運営の仕組みだったりなどが有名ですが、入社してみてここが一番いいなと感じたのは医師と一緒に仕事ができるということです。
Ubieに入るまでは病院の先生というのはなんとなく遠い存在でしたが、入社して最初に入ったスクラムチームには同僚として普通に医師がいたりして、一気に身近に感じられるようになりました。
医療業界のステークホルダーでもある医師がプロダクト開発に関わっていることが素晴らしいです。
今は病院・クリニック向けのプロダクト「ユビーAI問診」の開発・運用や、Ubieの技術戦略を考えたりエンジニア採用やメンバーの生産性向上のための取り組みなどをしています。
サービス開発をしているエンジニアがシステム運用もするのが最強だと考えているので、今後もプロダクト開発に主軸を置きながらUbieのミッションを実現するためにどんなことでも取り組んでいこうと考えています。
そんなUbieはまだまだエンジニアが足りないので、ミッション実現のために一緒に働いてくれる人を募集しています。
ちょっと興味あるなーという人は、ぼくのtwitterにDMを送ってください!