Rspecではそれぞれの検証が分離している
言葉にすると至極あたりまえの話のような気もしますが、Rspecでは、モデルとコントローラとビューのテストはそれぞれ分離されています(Rspecでも、should have_tagでビューの検証ができてしまいますが、結合度が密になりやすそうなのであまり使わないほうがいいかもです)。結合度を疎にすることによって、コントローラの仕様を考えるときはそれに専念することができます。そして、どこかのエラーが他に影響を及ぼすのを防いでいます。例えば、ビューの仕様を変更してエラーが出たとき、そのビューの仕様をコントローラに書いているとコントローラでもエラーが出る(当たり前すぎることを書いていますね)のです。
とはいえ、Test::Unitのfunctionテストとかだと、結構普通にコントローラとビューのテストを一緒に書いちゃってます。
def test_diary
get "diary", {:id => diaries(:abe_1).id}
assert_response :success
assert_template "diary/show"
assert_select "#diary_#{diaries(:abe_1).id}" do
assert_select "#title", diaries(:abe_1).title
assert_select "#body", diaries(:abe_1).body
end
end
ここでデザイナさんが、日記の内容のIDを”#message”に変えたりすると、このテストはエラーになってしまいます。しかし、コントローラがおかしくてエラーになるわけではないのです。
さらにいうと、ここでDiaryモデルがid値からインスタンスを取得する部分の仕様を変えたときに、エラーになる可能性があります。
ここで疎結合を保つために登場するのがmockとstubなのですね。なるほど。