尖っているものが好き。37とか
帰ってきたらユルさんがケーキを買ってくれていました。どうしたのでしょうか。まるで誕生日のようです。おいしかった。昔はコージーコーナーのケーキもおいしいと思っていたのに今はそうは思えない。グルメの人のことを舌が肥えているとか味がわかるなどと表現したりもしますが、実際は逆で味覚がにぶくなっているし舌が貧相になっている。だから、よほどおいしいものでないとおいしいと思えなくなってしまっているのです。ミステリ好きな人が、ミステリを読めば読むほどミステリに対する感動が薄れていくのと似ています。最初はあんなに感動していたのに、と昔をなつかしむわけです。
ぼくが九州の山奥に住んでいたころは、年に数回、別府まで出かけたときに食べるマクドナルドがごちそうでした。マクドナルドを食べることができるのは、その年に数回の機会しかなかったのです。本当においしくておいしくて毎日でも食べたいと思っていました。大人になって東京に出てきて毎日でも食べられるようになった今となっては、見るのも嫌なときもあります。どちらが幸せなんでしょう。
今日はこのブログにアクセスできない時間が長かったと思いますが、サーバ側の問題ではなくてDNSへの登録が外れていたようです。もう自宅サーバの時代でもないですよね。そろそろkaeruspoonは全面的にAmazonEC2上で動かすようにしようかと思います。というか、今さっきそう決めました。土日でいろいろやりましょう。しかし、とりあえず今からヘリコプターを飛ばします。
8時に起きてNHKの朝のドラマを見ます(毎日見ているのです)。また寝て10時ごろに起きて、録画していたN響アワーのブラームス交響曲1番を第1楽章だけ聴きました。おお、今回のN響はなんだかすごくいい音です。ブラームスの1番もすごく好き。お昼をユルさんとハンバーグ屋さんで過ごします。麦が原料の飲料(麦茶でしょうか)も一杯。ゆっくりとお昼からのんびりした時間。まるで誕生日みたい。そのあと会社に行きました。だいたい、年をとるほどにいろいろなものから自由になって生きるのがますます楽しくなっています。年をとるのが楽しみで、ここまで来たら早く40歳になってみたいと思うほどです。40歳ってすごいですね。まるで大人みたいではないですか。
会社にヘッドハンターから電話がかかってきました。よくあるのがメールとかLinkedInで電話は一番少ないですが、反対に断るのがいつも大変なのです。ヘッドハンターから連絡が、なんていうと、まるでぼくが優秀な人のような印象ですが、そうではなくてヘッドハンターというのはネットでちょっと見かけた人に対して手当たり次第に声をかけているのです。イメージ的には人材派遣業に近い。ぼくのところにやってくる話は、だいたい決まって3つの会社です。他のエンジニアの人と話してみてもだいたいその3社みたい。つまりお金をたくさん持っていてたくさんエンジニアを集めているところです。決まってその3社のいずれかなので、断るつもりで「その3社以外の話なら聞きますよ」なんていったら「こんなこともあろうかと、それ以外のお話も用意してあります」というまさかのお返事。完全に裏目でした。