地下鉄の中からごはん
今日はひさしぶりに地下鉄に乗りました。地下鉄に乗ると、いつも退廃的近未来SFの世界を想像します。超高層ビル群のふもとに広がるスラム街のようなところです。ブレードランナーとかサイレントメビウスとか。だいたい、地下鉄は構内も車内も薄汚れているし変な臭いがするしデザインも古い。何か事件が起きそうでどきどきします。
電車といえばよくぼくは先頭車両に乗るのですが、何か事故があったときは一番危険なような気もします。かといって最後尾の車両に乗っても追突事故のときは危険です。真ん中に乗ると安全なように思えるが、双頭の蛇の陣形を取っていたりすると中央は事実上の最前線でありやはり危険である(なんの話)。
サンマルクカフェでコーヒーを飲みながら読書をします。自分が大人になったと錯覚するのはこういうゆとりの時間を過ごしているとき。大石家では、ゆったりとリラックスしてコーヒーを飲むひとときをダバダータイムと呼んでいて、そういうひとときを過ごすことをダバダーするといっています。でもやっぱり街中のコーヒー屋さんとかじゃなくて、避暑地の森林の中の別荘のウッドデッキで、コーヒーを飲みながらゆっくり読書をするのが本当のダバダーなのです。ダバダーする時間を増やすことが、人生の目的といっても過言ではない。という場合はたいてい過言です。
今テレビでドラゴンボールの主題歌を歌う人が出ていてドラゴンボールの主題歌を歌っていましたが、このドラゴンボールの主題歌を歌う人が職場にやってきたことがあります。ぼくがプログラミングしているすぐ後ろで何かしゃべっていました。秒速5センチメートルの監督の人と一緒に飲んだこともあります。といっても、直接話したりはしてなくて(何か一言二言しゃべった気はしますが)、単に同じ飲み会に参加していたというだけ。そういえばホンジャマカの石塚さんにもエレベータの中で会ったことがあるし(彼の身体のせいで降りられなくて難儀していたら「あ、どうもすみません」といってよけてくれました)、ズームイン朝に出ていた福留さんに「よっ、外はいい天気?」と声をかけられたこともあります。このように、「誰々に会ったことがある」という話はよくよく聞いてみるとしょぼかったりするので注意が必要です。