「空気を読め」という言葉が嫌いだ。食品業界の一部が長い間、いろいろと偽造を行っていてなかなか発覚しなかったのも、関係者みんなが空気を読んでいたからだろう。「空気」というのは、善悪の判断をさせることなく押し付けられるものであって、村社会的な理不尽さと強制力に嫌悪感を覚える。ぼくは、人から本を勧められたりすると絶対にそれを読みたくなくなるくらいのヘソマガリなので、「空気を読め」なんて言われたら善悪の判断なしにそれを拒絶するに違いない。